神力寺

住職ご挨拶

私の想い

  私は5歳の頃仏さまに命をいただきました。それ以来いつも仏さまのご加護を感じています。しかし、メディアやインターネットが普及した現代において情報ばかりがあふれ、自分自身が心や体で感じることに鈍感になっているように感じます。だからお酒やテレビ・インターネット・スマホなど強い刺激ばかりを求めて目の前にある幸せをかんじることが出来なくなっています。物の豊かさと共に失ってしまった心。それを取り戻す方法が仏さまに祈りを捧げることです。
  お寺は、日常の喧噪から離れた異空間・長い歴史の中でさまざまな方が祈りを捧げてきた礼拝空間です。その場に来るだけで心が落ちつき、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。そんな場所で、私はご先祖さまへのご供養や神仏へのご祈願を通しながら目の前にある幸せを感じ、現実に起こる全てのすがた、見ること聞くこと全てが仏さまの教えなんだと感じて頂けたらと思います。
  南無妙法蓮華経のお題目は忘れている目の前にある幸せをおもいださせてくれる近道です。あなたの悲しみや苦しみ、辛い心を共にして、御題目で祈りを捧げ、幸せをお祈りします。ご一緒に幸せになりましょう。

私の好きな言葉

人生万事塞翁が馬
(じんせいばんじさいおうがうま)
  人間万事塞翁が馬とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえです。目の前にあることは全て仏さまのお計らいです。仏さまに下駄を預けて生きていきましょう。

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経歴

昭和47年 大分県臼杵市野津町にある心行寺住職の次男として生まれる。5歳の頃、川崎病、高熱が出し心臓などに後遺症が出るかもしれない病気にかかり、医師より後遺症を宣告される。両親の南無妙法蓮華経による懸命の祈りのお陰をいただく。その後、事あるごとにその話を両親から聞き、この素晴らしいお釈迦さまの教えを伝える僧侶を目指すようになる。
高校卒業後、立正大学仏教学部宗学科へ進学。それを機に本格的に僧道修行を日蓮宗の教育機関である宗立学寮で4年間行い、僧侶としての基本(読経・法要・法話など)を身につける。
大学卒業後、熊本県八代市本成寺・大分市法心寺にお世話になりながら、さらなる高みを求め、幸福の秘法九識霊断法の習得、日蓮宗大荒行堂にて寒壱百日の荒行、一日七回の水行・読経等で秘妙五段修練加持祈祷を相承す。
平成13年、神力寺25代目の住職を継承。
平成15年 再び日蓮宗大荒行堂にて修行し再行の幣束相伝を伝授。
平成20年 お檀家の皆様の協力をえて老朽化した本堂の建て替え工事を行う。
平成27年 跡継ぎを必ずしも必要としない永代供養墓「帰命の塔」を開設。現在に至る。

自在山神力寺第25代住職  亀山環舜

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